総務に就けないのなら死にたい

カスタマーサポート職に従事していますが総務職への転職希望です。日々の想いを書き綴ってますが愚痴も多いのでご注意ください。

メルカリ社のCSにかける情熱

「CS(カスタマーサポート)」はなりたい職業No.1になれるのか

CSスタッフの地位が低い我が社からしたら羨ましい話だが、世の中にはCSに力を入れている会社も結構ある。

以下の記事のように、たとえばメルカリ社はCS職に情熱を注いでいる。

 

www.cs-cloud.jp

実はメルカリ社員の方と一部面識があるので、CSスタッフがどんなことをしているのかフンワリと把握している。

ベンチャーの新しい企業がコストセンターやクレーム防壁のイメージが強いCS部門にドカッと投資するなんて、いささか発想がぶっ飛んでると思うけど、CSスタッフからすればその期待は嬉しいだろう。

 

ただ、記事内にメルカリが「求職者に必ず伝える魅力」とあるがちょっと苦しいと思う。

要約するに、「数多のユーザーがメルカリを使うことでお金を節約でき、それを別の方面に使っていただける。そうして経済が循環する。」みたいな社会貢献で推しているのだと思うが、これはメルカリ自体の魅力であり、CS職の魅力ではない。

 

メルカリはいまや誰もがスマホに入れている有名アプリだ。

会社自体も先月新規上場したことが記憶に新しいが、求職者からすればアプリ名がそのまま株式会社名になっているのは美味しい。なぜなら履歴書に「株式会社メルカリ 正社員勤務」と記入でき経歴に彩りが生まれるからだ。

つまり、「本当はCS職を志望してなくて総務職になりたかったけど、まぁメルカリに入れるなら御の字だろう」と妥協入社しているCSスタッフがメルカリには結構いるんじゃないか?と思う。

それはCSの魅力に惹かれたのではなくメルカリの看板目当てなので、CSの魅力を推すなら実業務の部分をもう少し掘り下げていただきたかった。

 

仕事の対価は給料や遣り甲斐だけではなく、何を得られるか、自分の市場価値を高められるか、という所にもあるので、CSの仕事をすることで磨かれるものや、社会的に評価されうる能力とか、採用側からそういうアピールがあるとより求職者は安心する。

メルカリなんてフリマ界の西成と言われてるくらいだから、業務ではクレーム対応や理不尽なお問い合わせもあるだろうし、そこらへんは求職者の心のネックになっているはずだ。

そういうお問い合わせに対しても真摯に対応することで「やっぱメルカリのサポートいいよね!」とじわじわ伝播して、メルカリの良さがこの世に広がっていく算段だと思うけど、あまりにマクロな視点だ。

キチ客の対応を強いられるCSスタッフは現場と言うミクロ世界にいるので、単純に辛い仕事はしたくないし、クレーム対応に1回5000円ぐらいの手当を付けて欲しいというのが本音だろう。

経営層の理念と現場スタッフでは草食動物と肉食動物くらいの視野の違いがあり、温度差があると思うので、そこを求職者が納得できる部分まで説明しないとCS職にはとっつきにくい気がする。

 

まぁでも、メルカリ社のことだからその辺の「理念の共有」はしっかりされていて、従業員(というかCS担当)のQOLやメンタルケアは担保されているのかもしれない。

キャリアパスについても、永遠にCS専任ではなくプロデューサーや人事などの社内転職も出来るようなので、我が社のようなアリジゴク的な不安感はなさそうだ。

(上述の通りメルカリ自体の看板がデカいのもあるし)

 

私の勤める会社では上司が「CSは誰でもできる仕事」として社全体で舐め腐っているので、転身もできなければ裁量も少なく発言権はほとんど無い。

社名についても世間的な知名度は無いので、転職するときに困るなという不安しかない。

「石の上にも3年」という社会人の間の流行っている新興宗教があるが、その教えに従って3年勤め上げたらアラサーになってしまうので、沈みゆく小島から脱するが如く早めに転職しようねの精神だ。

記事を読む限りメルカリ社は恐らくそこの所(キャリアパスやCSの裁量等)も考えられてるから、CSスタッフは豪華客船に乗ったような思いで将来への不安感をさほど感じず、勤続を続けていけるのだろうなと思う。

 

それをもってすれば、取っ付きやすいCS職に従事したいという人もいるだろうけど、仮にうちの会社でCS職の異動を募集しても、誰も社内転職しないだろう。

結局CS職の魅力は企業ブランドや社風による所が大きく、CS職自体が「なりたい職業No.1」になれるとは到底思えない。